中村俊輔【なかむら・しゅんすけ】

日本代表MF。横浜Fマリノスレッジーナ→グラスゴゥ・セルティック
マラドーナを理想とする左足のスペシャリストであり、若きファンタジスタ

「趣味はサッカー」と公言し、その練習熱はマリノス歴代監督がストップをかけたほど。横浜を1stステージ優勝に導いた2000年にはJリーグMVPを受賞している。
その左足が奏でる繊細なボールコントロールと美しいフリーキックは見る者を魅了する。
反面、守備意識の薄さや足元でボールを持ち過ぎる悪癖、フィジカル面での弱さなどがウィークポイントとされ、シドニー五輪、2000年アジアカップなどでは本来の中央ではなく、左サイドで起用。それに端を発するトルシエ監督との起用法を巡る軋轢や、日韓戦での負傷(永井洋一が「怪我をしたのは左サイドで使われて守備に追われたから」という逆恨み発言をしている。)
2002年ワールドカップメンバーに選出されなかった悲劇性が、佐藤俊永井洋一元川悦子といった数多くの寄生虫ライター、アンチトルの拠り所となった。
特に佐藤俊との関係は深く、Numberの連載やインタビューでは中村の愚痴と佐藤俊の妄想が入り混じったカオスな状況が散見された。現在ではその「密着取材」は藤沼正明に引き継がれている。

ジーコ体制においては黄金の中盤の一角として期待され、その左足は代表での貴重な得点源となっている。
05-06シーズン、イタリアを離れセルティックに移籍。移籍初年度にリーグ・カップ2冠を獲得した。