中田英寿 【なかた・ひでとし】

90年代における日本最大のスター選手。日本代表MF。韮崎高→ベルマーレ平塚ペルージャ→ローマ→パルマフィオレンティーナボルトン

メディアと一定の距離を保ち、インターネットや自己のTV番組などを利用したイメージ戦略を積極的に活用。スポーツ界におけるセルフ・プロデュースの最大の成功例として評価が高い。しかし、その一種の閉鎖性と既存メディアに対する態度が呼び水になって朝日新聞による「君が代カコワルイ報道」や「代表引退報道」のような電波記事を呼んだ。(実際の所は低レベルな取材によって中田をマスコミ不信に追いやったメディア側と、これを真っ向からの拒絶に走った中田側、という対立軸がある。中田自身の発言、行動にも理解し難い部分があるのもまた事実。)
また、彼の知名度に惹かれた文化人やタレントが、彼の周りに大量に寄生すると言う現象も生じている。金子達仁とは「ひでぞう」「たつー」の仲であり、『28年目のハーフタイム』『決戦前夜』ではチームの崩壊(『決戦前夜』では改革)を決定付けた存在として「肯定的に」書かれ、また、コンフェデ杯決勝出場などを巡るトルシエ監督との微妙な関係も様々な憶測を呼んだ。
ジーコ新体制下ではキャプテンを務める他、黄金の中盤の中心選手、ピッチ上での実質監督としての活躍が期待されたが、故障、他の代表選手との軋轢、移籍の失敗等で不遇の身にある。

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