まばたきの間に
宇都宮徹壱:「ワールドカップが終わった、という実感。それは、試合後に派手に花火が打ち上がる瞬間ではなく、単に翌日から突如として日常が始まるという、至極当たり前な時間の流れの中で痛切に感じるものなのだ」
セルジオ越後:「警備や大会運営などは素晴らしかったが、ピッチレベルではチャンピオンズリーグの方が上だろう」
村上龍:「これからサッカーとわたしの関係は大きく変わるだろう。もう欧州に中田のサッカーを見に行くという旅がなくなるからだ」
ジェレミー・ウォーカー:「ポルトガル、特にクリスティアーノ・ロナウドには感謝している。今回のワールドカップで、サッカーの醜い部分をすべてさらけ出してくれた」
後藤健生:「僕にとって、W杯は今回で9回目だが、これまでで最高に面白い大会だった」
木崎伸也:「ドイツW杯は、最後まで「挑発」と「報復」に溢れた大会になってしまった」
武智幸徳:「絶望しつつにじり寄ることをあきらめない。その繰り返しがW杯ではないだろうか」
武智幸徳:「戦いはマクロからミクロの世界に移った。その中で「スモール・イズ・ビューティフル」と呼ばれるような日本の個性をどう出していくか。次の南アフリカ大会への期待はそこにある」