起きないから奇跡って言うんですよ
マッチナンバー43 グループリーグF
日本 1 - 4 ブラジル at ドルトムント”ヴェストファーレン・シュタディオン”
日本の得点:34分:名古屋グランパスエイトの玉田圭司
ブラジルの得点:45分+&81分:ホナウド・ルイス・ナザリオ・デ・リマ、53分:ジュニオール・アントニオ・アウグスト・ヒベイロ・ヘイス ”ジュニーニョ・ペルナンブカーノ”、57分:ジウベルト・アパレシド・ダ・シウヴァ
セルヒオ・レビンスキー:「ブラジルはわずかなミスも見逃してはくれない」
中田徹:「チームの完成期に披露された我が“代表”は一度崩れると止まらない鎖の切れたチームだった」
宇都宮徹壱:「ジーコ・ジャパンの一番の失敗――それは、世界との距離感や、パースペクティブ(見通し)が誤って認識されていたことにあったのではないか」
元川悦子:「ジーコジャパンの4年間は厳しく検証し、その反省を踏まえて新たな代表強化を推し進めるべきだ」
金子達仁:「オーストラリア戦、クロアチア戦でも露呈した一体感のなさは、土壇場に追い込まれて迎えたこの日も変わらなかった」
セルジオ越後@日テレ:「チームの編成そのものにジーコの失敗があった。ブランドだけでW杯は勝てない」
セルジオ越後@ニッカン:「人事も含めて、厳しく反省してから進まなければ、日本サッカーの進歩はない」
湯浅健二:「私は、これだけ完璧に叩きのめされたこともあったから、まあ、スッキリとしていますよ」
中小路徹:「やっぱり個人能力重視はだめだと、組織頼みに針を戻すようでは、日本サッカーは退行するだけだろう」
#読んで吐き気がしました。今年の電波大賞最有力候補。
#そして、同じ紙面に載っているゴタケ、スカパーコラムに続いて中小路をぶった斬り。
ジーコ監督がプロのコーチでないことは、はなからわかっていた。
02年日韓大会のトルコ戦のような負け方が嫌だからと選んだはずなのに、
豪州、クロアチアと同じような戦い方をしてしまった。
トルコ戦と同じように、積極性がベンチにも選手にもなかった。
豪州戦なら最後まで守り抜くんだ、クロアチア戦なら勝ち点3を取りにいくぞ、
という強い意志を感じられなかった。
今大会を見ていると、世界は攻守ともにアグレッシブ。日本はその流れに
完全に乗り遅れている。アジアの粘り強く戦うサッカーに適応した試合しかできなかった。
選手が力を100%出し切ったのなら仕方ないが、コンディション作りも含めて失敗している。
シュート練習ばかりやっていた監督の責任だ。持ち味である敏捷性を発揮するには
体調管理はすごく大切なのに、これでは悔しいとも思えないし、教訓も得ようがない。
選手の自主性にすべてを任せて勝てるチームなんて、どこにもない。
ブラジルだって、パレイラ監督が細かく指導、指揮している。
世界のトップクラスでも、選手任せのチームなどない。